山口周のおすすめ本・愛読書

研究者 / 作家 · 推薦 17冊 · 本人発言あり

山口周の本棚

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タテ社会の人間関係 単一社会の理論 本人発言あり他の推奨を見る →

中根千枝

私たちの社会を覆う閉塞感を「タテ関係の序列」という切り口から解き明かしたのが著者の中根千枝でした。社会の状況に大きな変化が起きなければ、年長者の経験や知識は社会にとって大きな価値を持つでしょう。しかし、社会の流動性が高まれば、タテ関係を支配する年長者の経験や知識はむしろ足枷となって変革を阻みます。ではどうするか?組織に所属している人であれば必読の一冊だと思います。出典: honto ブックツリー ↗

アムンセンとスコット 本人発言あり他の推奨を見る →

本多勝一

南極点到達レースを争った二人の冒険家。結果はご存知の通り、アムンセン隊が、誰一人の病人も出すことなく、極めて快適に冒険を完遂したのに対して、スコット隊はありとあらゆるトラブルに体力・資源を消耗して全滅してしまう。スコットの最後の日記が泣かせる。「残念だがこれ以上書けない」。なぜエリート軍人はアマチュア探検家に敗れたのか。組織論、リーダーシップを考える上でまたとないケーススタディ。出典: note ↗

これがニーチェだ 本人発言あり他の推奨を見る →

永井均

これがニーチェだ 永井均 ニーチェは思想の劇薬です。筆者の永井均氏は冒頭で「ニーチェは世の中を良くする役に立たない。そのことが彼を稀に見るほど偉大な哲学者にしている」と指摘していますが、全くその通りだと思います。「効かない」のではなく「効きすぎるの」です。道徳や善悪といった価値基準が揺らいでいる今という時代だからこそ、世の風潮に右顧左眄することなく荒野に自分の両足で立ったニーチェの構えを見習いたいものです。出典: honto ブックツリー ↗

コン・ティキ号探検記 本人発言あり他の推奨を見る →

トール・ヘイエルダール、水口志計夫

だったら自分で証明してやらあ。かくてバルサで組んだイカダで南米からポリネシアまでの8千キロを横断する冒険に乗り出す。護衛船も伴わずにイカダで南太平洋を横断するという、ほぼ「自殺」と同義の企画。しかし参加希望者が殺到、常に「死」と隣り合わせの冒険なのに、物語全体が太陽と風と笑いに満ちている不思議。クソ仕事から抜けたければ自分で冒険に乗り出せ。出典: note ↗

ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界 本人発言あり他の推奨を見る →

阿部謹也

著者の阿部謹也は、修道院の古文書から「1284年、ハーメルンの街から130人の子供が街から連れ去れれた」という記述を見つける。ネズミ捕りの男に子供が拐われるというグリム童話は歴史的な事実だった。一体なにがあったのか?本書を読むと、想像の翼を膨らませながら歴史資料を渉猟する阿部謹也の「思考の旅」をそのまま追体験することができる。スリルはまんま推理小説。出典: note ↗

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ 本人発言あり他の推奨を見る →

國分功一郎

スピノザの思想はとても朗らかで明るい。その「朗らかさ、明るさ」こそ、現在のように先の読めない閉塞感のある時代において最も求められているものでしょう。さすがスピノザ研究者の第一人者による解説と云うべきか、スピノザの言説が内包する「明るさ」を本書ほどわかりやすく解き明かしてくれた本はこれまでなかったと思います。一読した読者は雲間から指す光明を見たような気持ちになるでしょう。出典: honto ブックツリー ↗

意思決定のための「分析の技術」 最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 本人発言あり他の推奨を見る →

後正武

ということで、経営学を独学したいと考えるみなさんに同じ轍を踏ませるのは勿体無いので、私が「これは読んでおいてよかった」と今でも思える本を下記に挙げておきますのでどうぞ参考になさってください。出典: note ↗

楽園への道 本人発言あり他の推奨を見る →

マリオ・バルガス=リョサ、田村さと子

華々しいキャリアと家族を捨ててタヒチに渡って芸術の再生を試みたゴーギャンと、女性と労働者の解放を夢見て活動家の生涯を送ったゴーギャンの祖母、フローラ・トリスタン。世代の異なる二人を同時並行で描いた不思議な見事な伝記。「生きるに値すること」が欠乏した今の世界だからこそ読みたい。出典: note ↗

人事屋が書いた経理の本 本人発言あり他の推奨を見る →

CDI、協和醗酵工業

ということで、経営学を独学したいと考えるみなさんに同じ轍を踏ませるのは勿体無いので、私が「これは読んでおいてよかった」と今でも思える本を下記に挙げておきますのでどうぞ参考になさってください。出典: note ↗

村に火をつけ,白痴になれ 伊藤野枝伝 本人発言あり他の推奨を見る →

栗原康

大杉栄の愛人として、また雑誌「青鞜」の第二代編集者として、ありとあらゆる社会の制度や道徳と対決した伊藤野枝。最後はご存知の通り、憲兵隊の甘粕に惨殺されて井戸に捨てられてしまうわけですが、とにかくここまで「わがまま」に生き切った人もいないのではないでしょうか。私、忙しいんです、セックスで。つまらないシガラミに囚われて身動きできない僕たちに伊藤野枝の「やっちまいな」という声が聞こえる。出典: note ↗

羆嵐 本人発言あり他の推奨を見る →

吉村昭

「おっかあがすこしになってる」。大正四年、北海道開拓の最中に起きた日本史上最悪の羆被害。集落に響くガリガリ・ボリボリという人を食う音。警察も軍隊も恐怖で身動きが取れないなか、最終的にこの羆と対峙することになったのは嫌われ者の一人の老マタギ。巨大なヒグマの急所はただ一箇所、ギリギリまで接近して眉間に一発の弾丸を打ち込めるか。射撃の瞬間の時間が止まるような描写。自然と人間、組織と個人について考えるためのケーススタディ。出典: note ↗

社会学史 本人発言あり他の推奨を見る →

著者の大澤氏は本書の冒頭で次のように指摘しています。社会学という学問は非常に歴史が浅い、そしてその歴史の浅さには理由がある、それは「私たちは何者なのか?」という近代以降の自己意識の一つの表現が社会学という学問だからだ、というものです。ヴェーバーやアーレントといった哲学者・社会学者がどのような社会的・歴史的文脈で登場したのかの全体像を一つの物語として理解したい人にとってこれほど好適な本はないと思います。出典: honto ブックツリー ↗

馬券偽造師 本人発言あり他の推奨を見る →

中山兼治

もしも「夢の万馬券」を自宅でいくらでも作れたら・・・この妄想を実行したのが著者の中山師。もともとはプロの印刷技術者で、競馬はあくまで趣味でやっていた人ですが、ある時、ふと馬券に使われている印刷技術が気になって調べてみる。緻密な分析の結論は「これは作れる」。出典: note ↗