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茂木健一郎 研究者 本人発言あり本棚を見る →
漱石は、ずっと、「実験小説」を書き続けた人でもあった。一つとして同じような小説がない。『二百十日』は、全編がほとんど会話で構成されている実験的な小説である。『明暗』の文体には、現代の通俗小説に至るやわらかな言葉遣いがある。 漱石は、明治の国家の隆盛期において、日本の発展の根底に横たわる「脆弱さ」を見ぬいていた。そのことは、『三四郎』冒頭の、三四郎と「偉大なる暗闇」、広田先生との会話を読めば、伝わってくる。つまり、漱石は、容赦ない人だったのだ。出典: Amebaブログ ↗