東浩紀のおすすめ本・愛読書
研究者 / 作家 / 経営者 · 推薦 32冊 · 本人発言あり
東浩紀の本棚
32冊
ヒトの目、驚異の進化――視覚革命が文明を生んだ 本人発言あり他の推奨を見る →
マーク・チャンギージー
そのチャンギージーの『ひとの目、驚異の進化』という書物を読んだ [ ★1 ] 。出典: webゲンロン ↗
<帝国>―グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性他の推奨を見る →
アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート
僕の考えでは、現代思想の棚は、ローティやサイモンやノージックを入れて大幅に組み替える必要がある。この本に関しては、9・11が起こる前に<帝国>と言っていた、そのジャーナリスティックなセンスは評価に値する。あと、国民国家的な規律訓練ではなく、生権力が帝国を支えるというアイデアもいい。とはいえ、フランス・イタリア系独特の諧謔と文学的隠喩が多くてあまりスマートな本とは言えない。でも最近思想系の事件といえばこれなので、挙げておきました。出典: note ↗
CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー他の推奨を見る →
ローレンス・レッシグ
これは重要な本。いまさら解説する必要はないと思いますが、いまインターネットにおける法規制とか、知的財産権とか、アーキテクチャの権力がどうとかいう問題を考えるのであれば必読。さっきから説明の長短が偏ってますが、短いから軽視ということではありません。ハイエクとレッシグはとても大事です。出典: note ↗
アナーキー・国家・ユートピア他の推奨を見る →
ロバート・ノージック
最近「小さな政府」という言葉が良く言われますが、そういう思想の源泉がこれです。したがって読んでおくべきだと思います。ハイエクとノージックを読んでおけば、いま僕達がどのような世界に生きているのかが、大体わかると思います。こういう本がどうしてフーコーの横に置いてないんでしょうね。出典: note ↗
アンチ・オイディプス他の推奨を見る →
ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ
ぱっと読んでもさっぱり意味がわかりませんが、奇書だと思って読めば非常に面白いアイデアがいっぱい詰まっている。ちょっと狂気を抱えた二人の哲学者が、ナゾの人文系統一理論を創ろうとした、といった感じの本。いつかこんな本を書いてみたいものです。出典: note ↗
グラモフォン・フィルム・タイプライター他の推奨を見る →
フリードリヒ・A・キットラー
キットラーの仕事が面白いのは、精神分析的言説もまた20世紀のメディアが生み出した言説だ、という相対化の視点があるところです。心の理論や社会の理論はメディアの形がつくっていくのだ、ということを言った本で、独特の論理展開に慣れる必要がありますが、コツさえ掴めば面白い本だと思います。メディア論の本を何冊も読むよりは、これ一冊読み解いたほうが勉強になると思います。出典: note ↗
危険社会―新しい近代への道他の推奨を見る →
ウルリヒ・ベック
リスクとかセキュリティという言葉が最近良く使われていますが、そういう問題点について指摘した本ですね。私たちの社会はリスクに覆われていて、産業社会では富でいろんなことが決定したけれど、ポストモダン社会における階級はリスクの配分によって決まるんだと指摘している。その指摘は色褪せていないどころか、ますます重要になっている。出典: note ↗
幸福な監視国家・中国他の推奨を見る →
梶谷懐、高口康太
また、梶谷さんはジャーナリストの高口康太さんと『幸福な監視国家・中国』(2019年)という共著も書かれていて、こちらもたいへんおもしろく読みました。出典: webゲンロン ↗
嗤う日本の「ナショナリズム」他の推奨を見る →
北田暁大
彼は僕と同い年で現れた初めての本格的な論者で、彼の出現はずいぶんと心理的に助かりました。とはいえ、北田さんと僕の論は似ているようで結構違う。この『嗤う日本の「ナショナリズム」』を読むと、その類似点と相違点がよく分かります。『動ポモ』と比較してみてください。出典: note ↗