東浩紀のおすすめ本・愛読書

研究者 / 作家 / 経営者 · 推薦 32冊 · 本人発言あり

東浩紀の本棚

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敗戦後論 本人発言あり他の推奨を見る →

加藤典洋

東浩紀 養老さんが出版された『 ヒトの壁 』(2021年)を拝読しました。そこに2019年に亡くなられた加藤典洋さんについて書かれていました。最近『 敗戦後論 』(1997年)を読み、いままで戦争について語りたくなかった自分は抑圧されていたことにあらためて気づいたとのことですが、もうすこし聞かせていただけますか [ ★1 ] 。出典: webゲンロン ↗

マルクスの亡霊たち 本人発言あり他の推奨を見る →

ジャック・デリダ

★1 「幽霊」「悪魔払い」は、デリダが冷戦崩壊後のマルクス主義について論じた1993年の著作『マルクスの亡霊たち』で、とくに大きな役割を果たしている言葉です。この著作はハムレット論でもあり、「共産主義の幽霊」についての論考でもあります。本セミナーで紹介するのにじつにふさわしい内容なので、ぼくはおそらく、どこかでこの本について話をすることになるでしょう。出典: webゲンロン ↗

<帝国>―グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性他の推奨を見る →

アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート

僕の考えでは、現代思想の棚は、ローティやサイモンやノージックを入れて大幅に組み替える必要がある。この本に関しては、9・11が起こる前に<帝国>と言っていた、そのジャーナリスティックなセンスは評価に値する。あと、国民国家的な規律訓練ではなく、生権力が帝国を支えるというアイデアもいい。とはいえ、フランス・イタリア系独特の諧謔と文学的隠喩が多くてあまりスマートな本とは言えない。でも最近思想系の事件といえばこれなので、挙げておきました。出典: note ↗

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー他の推奨を見る →

ローレンス・レッシグ

これは重要な本。いまさら解説する必要はないと思いますが、いまインターネットにおける法規制とか、知的財産権とか、アーキテクチャの権力がどうとかいう問題を考えるのであれば必読。さっきから説明の長短が偏ってますが、短いから軽視ということではありません。ハイエクとレッシグはとても大事です。出典: note ↗

アナーキー・国家・ユートピア他の推奨を見る →

ロバート・ノージック

最近「小さな政府」という言葉が良く言われますが、そういう思想の源泉がこれです。したがって読んでおくべきだと思います。ハイエクとノージックを読んでおけば、いま僕達がどのような世界に生きているのかが、大体わかると思います。こういう本がどうしてフーコーの横に置いてないんでしょうね。出典: note ↗

アラン・ケイ他の推奨を見る →

アラン・C・ケイ

僕は個人的には、20世紀のコンピュータ学者で名前が残る人といったら、アラン・チューリングとアラン・ケイではないかと考えてます。ケイはコンピュータの社会的概念を変えました。ケイがいたからこそ、僕たちは今グラフィカル・ユーザー・インターフェイスを享受している。そしてその革命の背後には、様々な認知心理学的な知見があった。その背景がこの小さな本を見れば分かります。出典: note ↗

アンチ・オイディプス他の推奨を見る →

ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ

ぱっと読んでもさっぱり意味がわかりませんが、奇書だと思って読めば非常に面白いアイデアがいっぱい詰まっている。ちょっと狂気を抱えた二人の哲学者が、ナゾの人文系統一理論を創ろうとした、といった感じの本。いつかこんな本を書いてみたいものです。出典: note ↗

グラモフォン・フィルム・タイプライター他の推奨を見る →

フリードリヒ・A・キットラー

キットラーの仕事が面白いのは、精神分析的言説もまた20世紀のメディアが生み出した言説だ、という相対化の視点があるところです。心の理論や社会の理論はメディアの形がつくっていくのだ、ということを言った本で、独特の論理展開に慣れる必要がありますが、コツさえ掴めば面白い本だと思います。メディア論の本を何冊も読むよりは、これ一冊読み解いたほうが勉強になると思います。出典: note ↗

危険社会―新しい近代への道他の推奨を見る →

ウルリヒ・ベック

リスクとかセキュリティという言葉が最近良く使われていますが、そういう問題点について指摘した本ですね。私たちの社会はリスクに覆われていて、産業社会では富でいろんなことが決定したけれど、ポストモダン社会における階級はリスクの配分によって決まるんだと指摘している。その指摘は色褪せていないどころか、ますます重要になっている。出典: note ↗

言葉と物他の推奨を見る →

ミシェル・フーコー

フーコーは「近代とは何か」、そして「人間はどうして近代の終わりに立っているのか」ということをもっともきちんと考察した人です。そしてその一番まとまった本がこの本です。近代の終わりなんて皮相的だ、とか言うひとは、ぜひいちどこの本を味わって読んでもらいたいですね。出典: note ↗

構造と力他の推奨を見る →

浅田彰

僕はこの本を、1990年のセンター試験の翌日に買いました。高校にセンター試験の自己採点結果を提出しに行かなければならなかったんですが、その帰り道に渋谷の大盛堂で買ったんです。センター試験の自己採点が思ったより悪かったので、頭にきて買った。なるほどふむふむという感じでした。これと一緒に、宝島が出してた現代思想の入門書みたいなものも買ったなあ。いい時代でした。出典: note ↗

順列都市他の推奨を見る →

グレッグ・イーガン

グレッグ・イーガンは、何十年に一度出るか出ないかのSF作家で、サイバーパンク以降もっとも傑出した才能を持っている。そのイーガンの小説の中でも、もっとも純粋にイーガンの世界観や人間観が出ているのがこの『順列都市』です。これは、人間を人工知能にするということが何を意味するのかということを、私たちの想像を遥かに超えるかたちで描いており、とても面白い。ちなみに、僕はイーガンの小説こそが、『データベース的』なポストモダンの世界像をもっともきれいに表した文学だと考えてます。出典: note ↗

定本 物語消費論他の推奨を見る →

大塚英志

大塚英志は、90年代以降の日本社会を考えるうえでは外せない書き手です。変な振る舞いや韜晦が多い人なので誤解されていますが、基本的な軸としては、日本の消費社会はいったいどこへ行くのか、戦後民主主義はどこに行くのかをきわめて真剣に考えている。その大塚英志の出発点が『物語消費論』です。出典: note ↗

内省と遡行他の推奨を見る →

柄谷行人

本を買ったのは高校3年生のとき。でも文章に最初に触れたのは、高1か高2の模試の国語の長文のテストです。本を読んだら、すぐにそのテストに出ていた文章だと分かりました。なにか力があるんですね。いずれにせよ、批評家・哲学者としての僕の活動はこの本から始まります。出典: note ↗

嗤う日本の「ナショナリズム」他の推奨を見る →

北田暁大

彼は僕と同い年で現れた初めての本格的な論者で、彼の出現はずいぶんと心理的に助かりました。とはいえ、北田さんと僕の論は似ているようで結構違う。この『嗤う日本の「ナショナリズム」』を読むと、その類似点と相違点がよく分かります。『動ポモ』と比較してみてください。出典: note ↗